
Au revoir, Occhi ・・・ さよならオッキー。
12月24日、クリスマ・イヴの夜に Occhi(オッキー)がこの世を去りました。19歳と1ヵ月でした。
2005年、わたしがアントワヌくんの実家を初めて訪れたとき、ずっと患っていた鬱病がまた発症してベッドから出ることができなくなったわたしの上にかまわず飛び乗ってペロペロなめまくって、起き上がる元気をくれたとてもやさしい犬でした。
それからわたしたちはあっという間に仲良くなり、一緒に森を散歩したり、庭を駆け回ったり、食事のときには、いつの間にかオッキーのマズルがわたしのひざの上にありました。
年老いて、ここ数年は目も耳も利かなくなり、ずっと不便な生活をしていたオッキー。あちこりぶつかりまくったり、最後の数ヵ月は足腰もずいぶん弱って自分の体すら支えられなくなっていました。
23日、わたしたちが到着したときには、自分のベッドに静かに横たわり、どうにか息をしている感じでした。だから、わたしたちはもうすぐお迎えが来ることを感じていました。
25日、パパとアントワヌくんが庭にお墓を作って埋葬しました。しばらくは、冷たい冬の雨の中、土の中で暗く淋しい思いをし、寒さに震えているのではないかと心配でしたが、きっと今ごろは、自由な身体や感覚を取り戻して、しあわせに駆け回っているだろうと思います。
どうもありがとう、本当にありがとうオッキー。いつかまたどこかで会おうね。
今わたしはアントワヌくんの実家で、写真はほとんど全てパリの自宅のパソコンに入っているので、オッキーの写真が全然ないのですが、探したら KiKiPhone に1枚だけありました。凛々しい写真。

