
フランス・アミアン旅行 5 ・・・ ジュール・ヴェルヌの家

2日目は、ジュール・ヴェルヌの家から散策をはじめました。
土曜日でしたが、午前中だったからかそれほど人もおらず、ゆったりと見進めることができました。
ジュール・ヴェルヌ (Jules Verne / 活動期間1850-1905) は、SFの父とも呼ばれるフランスの作家で、おもな作品には「海底2万マイル」「月世界旅行」「80日間世界一周」などがあります。小説は読んでいなくても、タイトルを訊いたことがある人も多いのでは?


左は外壁の、窓まわりを飾るデコレーション。
タイルなのかな?写真にのこそうと夢中になって実物をよく見ないの、悪いクセ。
右は、入り口を入ってすぐのテラス。




この4枚の写真は、見学で訪れるひとつ目の部屋を撮影したもの。ここだけが、ジュール・ヴェルヌが住んでいた当時の調度品や装飾などを、そのまま保存している部屋。
ほかの部屋は当時のものではなく、再構成・再現されているそうです。



とってもデコラティヴな調度品の数々。
遠い日の、ジュール・ヴェルヌの暮らしに思いを馳せて。



この空間はたぶん、海底二万里 (20 000 LIEUES SOUS LES MERS) の世界観を再現しているのだと思います。そう、「海底2万マイル」、やっと読みはじめました!




左上は、10ヵ月で世界一周するための航海図。
右上は、Jeu de l’oie(がちょうのゲーム)の一種だそう。ものすごく乱暴にいうと、双六(すごろく)のようなもの、かな?
下ふたつはジュール・ヴェルヌの小説をモチーフにした、映画やお芝居のポスター。



ジュール・ヴェルヌの世界を彷彿とさせるグルニエ(屋根裏部屋)には、彼の小説に登場したと思われるこんな魅力的な模型たち。(フランス人のアントワヌくんさえも、どれがどの小説家知らない・・・)
ほかにも、ポスターやコレクションカード,古い本や潜水艦などの玩具などがもりもりありました。写真にすると、紙や色の質感や温度感が消えてしまうものが多くて、載せるのをあきらめました。
ジュール・ヴェルヌにゆかりあるオブジェの数々。出口から外に降りるらせん階段まで、まるごとジュール・ヴェルヌな素晴らしい家でした。
〈 つづく 〉

