トロックとエマユス
大晦日は、古いもの探しが大好きなわたしとアントワヌくん、
アントワヌくんのパパと3人で
トロック (Troc) とエマユス (Emmaüs) を訪れました。
トロックは中古品の委託販売をするチェーン店。
ここで、1週間迷っていた古い本棚をとうとう購入しました。
ガラスにひびが入っていたほか、
扉の金具部分が壊れているのが分かって
180€だったのを140€にしてくれました。
扉が壊れていようともガラスが割れていようとも
ブリコラージュ(日曜大工)大好きなフランス人は屈したりしません。
ペンキやニスの塗り替え・ガラスの入れ替えなんてお手のもの。
古くてよいものを安く手に入れて、手をかけてよみがえらせるのです。
素晴らしい!
わたしたちの本棚、生まれ変わってきれいになったら
写真に撮ってまたここでご紹介しますね。
さて、エマユスとは、救世軍バザーのようなところです。
このエマユス、Abbé Pierre という神父さんが考え出した
家や仕事のない貧しい人たちを援助する慈善団体で
寄付された日用雑貨や洋服、家具などを売って運営されています。
仕事のない人たちはエマユスで働いたり
壊れた回収品を売れるように修理したりして仕事を得ているのだそう。
フランス各地に存在するエマユス。
ブロカント(フリーマーケット)よりもさらに安く、
マルシェ・オ・ピュス(蚤の市)よりもさらにさらにさらに安く、
いろんな種類の掘り出しものが見つかります。
今回見つけたのはこんな宝ものたち。
わたしの大好きなスタイルのお皿、3枚4€50。
4枚で6€と書かれていたのですが3枚しか見当たらなくて
それを伝えたらおまけしてくれました。
このスタイルのものは、蚤の市では1枚10€弱するので
きれいな状態でこのお値段は掘り出し物といえます。
空き缶は、材料や道具を収納するのに、いくつあっても重宝します。
これは3€で、エマユスにしてはちょっぴり高かったけれど
状態もよく、柄もオリジナルでかわいかったので
わたしのガラクタ趣味にシビアなアントワヌくんも納得してくれました。
それぞれ30サンチームだったグラス。
奥のおんどりの柄は、50年代のものです。
怪しい柄とポップな色にひと目ぼれ、
値段がついていなかったものの迷わず購入。
レジのお姉さん、首をかしげながら25サンチームにしてくれました。
エマユスといえども、ソフトビニール人形やホウロウ類、
カフェオレボウルやアンティークレース、
テディベアなどは結構なお値段がつけられています。
このくまちゃんはお鼻がないせいか、それでも4€しました。
タグに中国語で「純羊毛」と書かれていたので中国製かしら。
お鼻をつけてあげたかったので連れて帰りました。
みなさんもフランスを訪れる機会があったら、
ぜひエマユスをのぞいてみてくださいね。