恒例のエマユス n°5 – Panier
エマユスでの掘り出し物、最後の今日は、以前からずっと探していたかご。
そう、Panier(パニエ)とはフランス語でかごのこと。
かごは収納にもかわいいし便利なので、日本ではたくさん持っていたのですが、
フランスにお引っ越しするときにほとんど処分してきちゃったんです。
親戚のおばちゃんが編んでくれたあけびの蔓の、いびつだけど味のあるもの、
衣装ケースになるほど大きな入れ子式の革のベルト付きのもの、
壁に並べてつるしていたもの、棚に積んでいたもの、
野菜を入れていた、昔ながらのお買い物かごのようなもの、
ピクニックセットになっている、西洋の魚籠(びく)をモデルにしたもの。
どれも人にあげたり、大きなものはアンティークショップに買い取ってもらったり。
フランスだったら、蚤の市なんかで簡単に手に入ると思っていたのですね。
でもこれが、なかなか見つからない。
いいものがあっても、とても高かったり(日本円にすると5,000円くらいとか)
洗っても使えないほどすごく状態が悪かったり。
やっぱりアジアのかごたちには敵わないなぁ・・・と実感しています。
そんな中、エマユスで偶然見つけたかご。
というか、今までもきっとずっとそこにあったのに、気づかなかったかご。
ベビー用品の売り場で、売り物のほ乳瓶がたくさん入っていたのです。
「このかごいいけど、売り物じゃないよね?」と見てみたら
3€のシールがかごの外側の、見づらいところにくっついてました。
「ほ乳瓶のシールがくっついちゃったのかな?」とも思いましたが、
内側ではないし、やっぱりこれは売り物!
好きなくせに知識はないので、素材が何かはわかりません。
最初「竹かな?」と思いましたが、節目がどこにも見当たらないのでちがうのかな?
それともそういう独特の竹とか、手法があるのかな?
とにかく、まずは汚れを落としてあげなくちゃ。
前にシノンのブロカントで買った家具ブラシできれいに磨いて、
ワックス付きの汚れ落とし布で拭いてあげよう。