夕暮れどきのアヌシーの街並み
フランス・アヌシー

メルシー、アヌシー。 ・・・ 3

ティウ川と橋と
ティウ川と橋と

こんなふるい石の欄干。ツボです。

ティウ川はアヌシー湖から流れ出し、街中をめぐる小さな川です。全長3.5kmと、フランスで最も短い川のひとつだそう。

どれだけ透きとおっているのか。

だいぶ下ったところでも、ティウ川の水はやはり限りなく透明で、底にたまった泥や水草がゆらめくようすが鮮明に映し出されます。夜はホテルの5階から、街灯の明かりに照らされた川底が見えてしまうくらい。

あれ・・・川だと思ってたけど、この写真は運河???(まちがってたら恥ずかしい)


こないだも書きましたが、アヌシーにならぶ建物、多くが木製の建具・・・ドアやファサード、窓枠やショーウィンドウ・・・をもっています。歴史とともに育ち重みを増し艶っぽくなったその肌は、いくつの時代を見てきたのかしら。


1日目はこんなふうに、日が暮れるまで街を練り歩きました。どう?アーチだらけでしょう。

中世の建物がずらりとならぶこの旧市街は、まるで異国の街へと迷い込んだよう。(まぁ異国なんですけど・・・)


左枚の写真がパレ・ドゥ・リル。ジュネーブ伯爵の宮殿(パレ)として1132年、島(リル)のような中洲のような場所に建てられたのだそう。

その後牢獄になったり(今でもそのときの鉄格子はのこっている)裁判所になったりで、今は歴史博物館として誰もが見学できるらしいです。

わたしたちは、このパレ・ドゥ・リルを見下ろすホテルに泊まっていました。


そしていちばん右がメゾン・ギャロ。サントクレール門の手前にあります。建築家のシャルル・ギャロが1974年に古い家を改装し増築、「近代的」にリノベーションしたのだとか。


旅の予習とか復習とかいろいろ調べるんですけどね。フランス語で読むのがいまだ苦痛で(!)最初の2〜3文がんばったら、あとほうり投げちゃうんです。フランス語のガイドや資料を、おしまいまで読める日がいつかくるのかなぁ。

〈 つづく 〉