ブロカントとか

シノンのブロカント n°1 – 柄つき家具ブラシ

日曜日、アントワヌくんの両親とわたしたち4人で
Châtellerault(シャテルロー)から車で1時間ほど、60kmほど離れた
ワインで有名な町 Chinon(シノン)のブロカントに行ってきました。
ヴィエヌ河沿いの巨大な木に囲まれた並木道での、
ぷらぷらお散歩するだけでもとても気持ちのよいブロカントでした。
さて、そのシノンでの戦利品とエピソードを、順を追ってご紹介します♪

取っ手付き木製家具ブラシ

いちばん最初に買った、木製の取っ手付き家具ブラシ、2€.
これで家具を磨いてつやを出すのだそう。
錆びきった缶の中に、他のブラシたちといっしょに放り込まれているところを救助。
値段を聞いたら「2€ !」といわれ、とっさに「ウィ!」と返してしまいました。
いつもとちがって値切らなかったわたしに、アントワヌくん思わずびっくり。
「『ウィ(はい)』といったら、君は(その値段を)承諾したことになるんだよ?」
ブラシを持ってお兄さんのところに行って、もう一度交渉しようとしましたが
心の中で思う「1€ !」がどうしても声になりません。
2€コインを握りしめ、子どものように立ち尽くしてしまいました。
実は、前回のアムステルダムの蚤の市で、
値段の交渉を次々と冷たく断られた記憶がトラウマになっていて・・・。
「2€ !」とわたしに繰り返すお兄さんに、とうとうコインを手渡すと
お兄さん「2€… ?」と一瞬わたしの顔とコインを交互にを見つめ、
「ははは, 2€, 2€ !」と笑いが止まらなくなってしまいました。
どうやら彼、もじもじするわたしの前で値段の交渉を始めるのを待っていたのに
わたしがすんなり2€を払ったので肩透かしを食らったみたい。
最初にわたしがいってしまった「ウィ」は聞こえていなかったようなのです。
照れかくしにわたしも「ははは・・・」と笑ってみましたが、
お兄さん、気味悪がってそそくさとお金をしまい込んでいました。
「さあ、次こそは!」と奮起した瞬間でした。