ラ・マシーンの象さん
フランス・ナント

なんともナント。 ・・・ 4

ナントでラ・マシーンのゾウさんに乗ろうと誘われて、はるばる来たんです。


ラ・マシーンの象さん

このすんごい迫力のゾウさん、外側はほぼ木でできています。すべてメカニック(機械仕掛け?)で動きます。

歩くのはもちろん、長いお鼻を持ち上げたり、水をまいたり通行人に引っかけたり、お耳としっぽは乗っている人が動かせるしくみだし、操縦席からパオ〜〜〜ンッと鳴せることもできます。

デッサンや設計図から、木を貼り合わせてプロトタイプを作るところ、組み上げるところも映像で見ることができます。たくさんの視野をもって、アイディアとセンスと技術、斬新さも繊細さも粘り強さも必要だろうな、そして軽快なフットワークも。もう本当にすごい。


そしてこの子に乗りました。しかしながら・・・乗らないほうがいい!

なぜなら、乗ってしまうとゾウさんの動きがまったく見えないから。。。中の構造は見られるけれど、あとは機械の動くぎしぎしした音と、乗客のざわめきが聞こえてくるだけ。まわりで眺めたり写真撮ったりして追っかけてるほうが、よっぽど面白かったぁ。



ラ・マシーンのコウノトリ

ギャラリーでは、説明を聞きながら、コウノトリやクモ、ハチドリ、ナマケモノ、カメレオンなどのマシンに実際に乗ったり動かしたりできます。

このコウノトリは、首や羽根・足などを動かしながら、天井にかかったレールを渡っていくというもの。操縦席にふたり、両脇のカゴにひとりずつ乗って、操縦できます。

ラ・マシーンのコウノトリ

上のコウノトリの4〜5倍(・・・いやもっとかな?)大きいのが、この屋外にいるお父さん(?)コウノトリ。

カゴもほら、4つ抱えてるでしょ?スタミナあるんです。


「コウノトリたちの樹」(もしくはサギ)というプロジェクトがあるのだそう。

こちらはもっと街にふれるというか、外に出て行く計画なのだと理解したのですが、樹々に囲まれ空中にそびえる大きな大きなおとぎの国・・・っていうイメージなのかな。ここ数年のうちに完成予定なんですって。


これはラ・マシーンのカルーセル(メリーゴーラウンド)。3階建てで、それぞれの階にちがう種類の動物たち(または波とか潜水艦とか)がいます。

ナントは「海底二万里」「地底旅行」「八十日間世界一周」など(読んだことないけど)の作者、ジュール・ヴェルヌの故郷でもあるらしいのですが、それを彷彿とさせるマシーンたち。もちろん、まわってるあいだにあちこちのパーツが本物っぽく動き、乗っている人が操作できるパーツもあります。


朝のオープン時から出かけて、午後3時くらいまで。とても充実した滞在をしました。

〈 おわり 〉