印刷博物館 - Musée de l’imprimerie
フランス・ナント

なんともナント。 ・・・ 2

印刷博物館 - Musée de l’imprimerie

ナントの旅の記憶にいちばん刷り込まれたのが、この印刷博物館 (Musée de l’imprimerie)。


旅行に来る直前にYoutTubeで見た、ナントのおすすめスポットの動画で興味をもち訪れました。

博物館の案内人のお兄さんがまぁなんと2時間近くも全身全霊で説明してくれて、こちらが理解するまで何度も何度も繰り返していねいに教えてくれるので、フランス語の専門用語がちんぷんかんぷんでもなんとなく理解できました♬

フランス語もっと分かればぐんと楽しさUPしたんだろうな。勉強しよっと。


タイプライターや活版印刷の活字、キャピタル(装飾頭文字)、「世界でいちばん小さな本」(写真右下)など見ることができます。


印刷博物館 - Musée de l’imprimerie

ブルーベルベッドのカーペットを敷き、赤い箱の中に鎮座しているのは「世界でいちばん小さな本」と言われているミクロな印刷物。

プレキシガラスという、飛行機の窓などに使われる素材の、ルーペが内蔵されたケースに収められ、厳重に保管されています。

中には「ノートル・ペール」というお祈りのことばが7カ国語(英語、フランス語、ドイツ語、アメリカ英語、スペイン語、オランダ語そしてスウェーデン語)で書かれているそう。

各ページの表面、印刷されている部分は3.5mm × 3.5mmしかなく、活字(鋳造の凸型の字型)で印刷されているもので、写真技術で加工しているものではありません。

この本は手で革の装丁がされており、本物の金の型押しが施されています。組版と紙折りが特に難しかったそうです。


とキャプションにあったのですが、年代やどこからきたのかなど何もかかれておらず、検索しました。

生まれたのは1980年代初頭。

1986年の印刷博物館オープンのときにドイツのマインツにあるグーテンベルク博物館(マインツは活字印刷の父・グーテンベルクの出身地)から寄贈された。

「世界でいちばん小さな本」とされているが、これは「フランスでいちばん小さな本」にすぎない。「世界でいちばん小さな本」は0.75mm角・22ページの日本のミニチュア(マイクロ)ブック『四季の草花』(2013年/凸版印刷)である。

Avez-vous déjà vu le “plus petit livre du monde” au musée de l’imprimerie à Nantes?

〈 つづく 〉