フランス旅行・リール ・・・ 3
リールに来たからにはムール・フリットゥ (Moules-Frites) を食べなくちゃ!
ムール・フリットゥとは、ムール貝とフレンチフライがセットになったメニュー。ベルギー生まれではありますが、ベルギーにくっついているこの街の名物料理でもあります。(フランスではノルマンディをはじめ、どこの街でもわりとふつうに食べます)
わたしはサン=マロという港町でこれを初体験しました。
ともだちと分けっこしようと勧められて注文したのですが、まずは見たこともないムール貝の量にビックリ(ココット鍋にまるまる1杯・・・重さは1.5キロほどあるらしい!)。これ、食べきれるのか?!
そしてつぎに、じゃがいものあまりの黄色さにビックリ。これなんと、おかわりし放題なんです。そしてもう甘くてほくほくし過ぎて、フレンチフライ興味なかったわたしは、とうとうポテト好きになってしまったくらい。
ムール貝は、直径20センチくらいの深めのココットに入れて出てきます。ふたが高くまるくなっているのが特徴で、このふたをひっくり返してボウルのようにテーブルやホルダーに置き、殻を入れながら食べてゆきます。
このムール、ワインで蒸したマリニエール (Moules marinières) が一般的だと思うのですが、わたしはこの日、ガーリッククリーム蒸しを食べました。マリニエール以外のものを頼んだのは初めて!
入り口近くのみなから見える場所には、ムール貝を仕込むためだけの小さなガラス張りのキッチンがあって、漁師さんのようなキャスケットとユニフォームを身につけたムッシューがとても手際よく、いくつものココットにムールをザザザッと流し込み、フレンチフライをスコップでサササッと盛り付けていました。
レストランのある通りからグラン=プラスへ。日本人のわたしにとっては、なんとも艶やかなライトアップ。。。
グラン=プラスをぐるりとひとまわりしてから、ネットで知って行ってみたかったパティスリー、メール (Méert) へ。なんでもこの建物(内装も?)は『ヨーロッパ文化遺産・歴史的文化財』らしいのです。
タビパリラックスさんによると、1761年からお菓子屋さん、その後アイスクリーム屋さんそして1839年にメールが引き継ぎ創業したという、世界で最も古いパティスリーのうちのひとつなのだとか。
昼間ちらっとそばを通ったときにはえらい人だかりで正直辟易したのですが、夜にまた訪れてよかった!
〈 つづく 〉
TABIBARISLAX(タビパリラックス)
パリやフランス旅行のあれこれについて、とっても詳しく紹介されているサイトです。リールの名所などもおどろくほど詳細に案内してくれます。
↓↓↓ はパティスリー・メールについての記事。
Pâtisserie Méert メール本店でゴーフル 紅茶 ジャムを食べよう
カフェ Salon de théで優雅なひと時を