メルシー、アヌシー。 ・・・ 7
アヌシー城には2度足をはこびました。
1度目は、初日の夜さんぽ。ヴィジタシオン寺院よりはずっと、距離的に近いのですが、坂の傾斜にしたら同じくらい。うねうねと坂と階段をのぼっていくのです。
2度目は3日目に時間をもて余してしまったとき、博物館に行こうと寄ってみました。ところがお昼休みで閉まっていました・・・足が痛い、うう。
左のうすい萌黄色の建物が、前日ポケボウルを食べたレストラン、カフェ・ビシェット。
アーチの下のテラスで、食事をします。
パレ・ドゥ・リル。わたしたちのホテルから見下ろした景色です。ね、抜群のロケーションでしょ?
チェックアウト直前。これがホテルの窓からの、最後の眺め。
パレパレちゃん、もっと勉強してまた来るからね!待っててね!
アントワヌくんが初日からずっと行きたがっていたパン屋さん。最終日の朝、やっとその願いが成就しました。
ここでパンを買って、向かいのカフェでカフェ・クレームを飲みながら朝ごはん。優雅だー!
まわりたいところは2日目までにほぼ見おわって、のこるはアニメーション映画博物館だけでした。博物館はバジリクへの道のりの途中にあるので、またあの急な坂を登って訪れました。
が。
お昼休みでこちらも閉館。入れないのはしょうがないけど、さらにもういちど登らなければならないと思うと涙がちょちょ切れます。。。
なのでまた街歩きをして気を晴らすことに。
こんな情緒あふれる景色の中で暮らしてみたい。でもツーリストがワヤワヤやってきて、我が物顔で闊歩したり、静かな空気を汚していくのは嫌だろうな。(← わたしもツーリスト)
博物館が開くまで、ショッピングしたりマンガカフェ(漫喫?)に入ったりして過ごしましたが、最後にやっぱりどうしても湖が見たくなって、遠回りすることに。
水ってなぜあんなに癒やされるのでしょう?
みどりってなぜあんなに心地よいのでしょう?
さて、アヌシー湖にたどり着く数メートル手前から大粒の雨が降り出し、アニメーション映画博物館に着くころにはどしゃ降りになっていました。
博物館はちょうど、特別展示が終わってしまったところだったのと、何かしらの理由で多くの展示物が運び出されてしまったということで、だいぶがらんとしていました。
それでもアニメーションが発明された当初の器具(くるくる回してのぞき見るやつとか)やアニメーションの仕組み、面白い手法や奇抜なアイディアなど、展示されているものはどれも興味深くて作家魂をくすぐられました。
じっくり見て吸収したいので、わたしは博物館や美術館ではできるだけ写真を撮らないようにしています。今回も写真に収めたい気もちはありましたが、やっぱり目の奥に焼き付けて帰ってきました。
今回は2泊3日の旅でした。満足すぎるほどあそべました。狙っていたポイントはぜんぶ2日目半ばで見おわってしまったから、時間が余って困ったくらい。つぎは日帰りか1泊でもいいかもね。
〈 おわり 〉