シノンのブロカント n°3 – ミルクガラスのエッグスタンド
ミルクガラスのエッグスタンド、2€.
実際は写真よりも濃い目の緑がかった乳白色です。
ファイヤーキングのジェダイがちょっぴり白くなった感じの色。
ぽってりしていてとてもぬくもりがあって、ミルクガラスは大好きです。
わたしがこれを手に取るが早いか、ムッシューが駆け寄ってきて
「これはアール・デコですよ。1920年代のもの、2€ですよ。すごく珍しいんですよ。」
と始まりました。
さっき、かわいい櫛受け皿を1€という破格の値段で見つけたばかりのわたしには
エッグスタンドに2€はちょっと高いような気がしてしまいました。
すごく可愛いけどエマユスで見つけたらもっと安く買えるかなぁ・・・
なんて考えながら、ムッシューの説明にお礼をいって、元あった場所に戻しました。
以前のわたしなら、飛びついて買っていたと思いますが
フランスで生活していると、質素というか、ケチになるんだな・・・と実感。
ブースを出ると、ムッシューとのやり取りを聞いていたママンが
「何かいいもの見つけた?」とわたしに聞くので
「さっきのエッグスタンド、可愛いけれど、2€は高く感じるの。」といいました。
その後アントワヌくんと話している間に、さっとどこかへ行ってしまったママン。
ぐるりと見回すと、先ほどのブースで彼女、お財布を出しているではありませんか!
わたしのために2€, 払ってくれていたのです。ありがとう、ママン!
やはりこのエッグスタンド、アール・デコのもので、
1925年から1930年ごろ作られたのではないか、ということです。