Bio の歯磨き粉 – Eridène
春らしく、ピンクつづきでもうひとつ。
先日、Bio(ビオ = オーガニック)の歯磨き粉を買いました。フランスでは少し前から、いろいろなビオのものが多く登場していてもてはやされ、専門店やスーパーのビオコーナーも充実しており、ビオでなければ買わないという人もたくさんいるくらいなのですが、わたしが意識してビオのものを買うのはこれが初めて。
(というか、ビオのお店に入ること自体初めての経験でした。一緒に出かけたおともだちに付き合って入ったんだもの。)
別にオーガニック好きでもエコロジストでもないのです。ただ単に、パッケージが可愛かったから。
歯が黄ばんでいて歯周病、歯を治療中のわたしは、数種類あった中でも、白くさせる+過敏な歯茎用を選んで購入。デザインが可愛いでしょ♪
その夜、アントワヌくんにビオの歯磨き粉を買ったことを報告すると、アンチ・ビオな彼、「歯磨き粉にまでビオなんて、バカげてる。」とひとこと。
(アントワヌくんは別にビオ自体が嫌いなわけじゃなくて、猫も杓子もビオ、ビオじゃなきゃ買わない、ビオだったら何でも安心する、という極度のビオが苦手なのです)
そういわれるだろうと分かっていたので「まあいいじゃん、歯茎が過敏な人用なんだし。」とさらっとスルーしました。
次の朝。
洗面所から彼の顔がのぞきました。
「ねぇ、キミの歯磨き粉、使ってみてもいい?(ニヤリ)」
バカげてる、っていったくせに実は興味あるんじゃん、ぷぷ♪とか思いながら
「いいよ。どんな感じがするか教えて。」
ちょっぴり照れくさそうに歯磨きするアントワヌくんの横に貼りついて、
「どう?どう?どんな感じ?どんな味?」
としつこく尋ねるとアントワヌくん、
「オオオ、ウェ〜〜〜、アアアア、オェ〜〜〜〜〜」
とベロを出し、吐くふりをして顔をしかめたり怒り顔になったり泣き顔になったり。どんな強烈な味がしたのかと、わたしも Eridène で歯磨きしてみましたが、なぁんだ、なんの味もしないじゃん。
強いていうなら噛みつくしたガムをいつまでも噛んでいるような、味のない味(?)。が、日本でたまに使っていた薬草のマズ~イ歯磨き粉より全然マシ。アントワヌくんたら、照れ隠ししてたのね♪
まだ成果は分かりませんが、ピリピリした刺激がない分、歯茎にはよさそうです。