Spica シリーズとラリエットの制作過程
さて、Cadeaux de Noël :: クリスマスの贈り物展まで2ヵ月を切りました。
ずっと重い腰を上げられずにいたわたしも、先月後半から急ピッチで準備を進めております。
こちらが、オリジナルモチーフ “Spica” を使ったピアス。
全部で25色あります。
まだアイロン前なのでヨレヨレですが、ピシッと整った状態で会場に並びます。
気の利いたディスプレイの仕方をこれから考えなくては。
こちらは夏に日本での自宅開放個展でお目にかけた “Spica” のバッグインバッグ、縫製前。
モチーフを編み、表地と裏地、タグを裁断して、
表地には接着芯を貼り、切りじつけでモチーフをアップリケするアタリをつけたもの。
この状態のものが今15個、今回は15色のヴァリエーションで展開します。
全て手作業で、しっかりした丁寧な作りを心がけているので、
安心してお使いいただけます。
ここからの作業過程もちょっとずつお目にかけたいと思います。
こちらは、以前作ったのと同じタイプの、お花のかぎ針編みラリエット。
糸の始末をしてアイロンをかけたらできあがり。
他にも3色作ろうと思っています。
展示会当日まで2ヵ月を切った今、わたしのスケジュール帳は真っ黒。
分刻みとまではいきませんが、時間刻みで制作予定、
準備や打ち合わせ・買い出しや市場調査などの予定が入っています。
何年ものブランク中、約束が守れないんじゃないかという恐怖から
スケジュール帳に予定を書き込むことさえできなくなっていたわたしにとって、
これはすごくすごく大きな進歩。
1時間遅れたら、どんどん予定がズレ込んでしまう・・・
というプレッシャーにも負けないくらい、精神的にまた強くなりつつあります。
夏の個展では2週間休む間もなく制作しましたが、今回はなかなかの長期戦。
そしてプロデュース側だから自分の制作だけではなく、
宣伝や搬入、会期中のことなど、細かい部分にも気を配りながらの準備です。
わたしの精神力はいつまでこの緊張した状態を保っていられるでしょうか。
本当に復帰できたのか、自分自身を試すよい機会でもあります。
ところが、こんな大事な時期に、不覚にもこっぴどい風邪をひいてしまいました。
それでも風邪薬飲みながら、湯たんぽで暖まりながら作業は続きます。