つぶやき

ヴェルノンでピックニック

バルセロナ・レポートが終わっていませんが、
濃い4日間を語り尽くすには、まだまだ先が長い・・・。
その間にも、もっといろいろな場所に行っていろいろな出来事があって、
どんどん忘れて行っちゃうので、並行して日々のプチ旅行について書くことにしました。
さて、こないだの日曜日。
ちょっぴり遠出して、ジヴェルニーのモネの庭に行ってきました。
道すがら、水車小屋があると思い込んで寄った、ヴェルノンの川沿いでピクニック。

ヴェルノンでピックニック #1


サン=ラザール駅からグランドゥ・リーニュの電車に乗って
モネの庭に行くための navettes(ナヴェットゥ:シャトルバス)が出ている
Vernon(ヴェルノン)という駅まで1時間弱。
Navettes は電車が着いた15分後に発車するというシステム。
Vernon 行きの電車は、早い時間から1時間半〜2時間に1本しかありません。
わたしたちは早くも遅くもない10時半頃のチケットを
我が家の最寄り駅、Asnières-sur-Seine(アニエール・スュル・セーヌ)で買い
Vernon の町には11時半前に到着しました。
Vernon で、駅のホームをのろのろ歩きしなければならないほどの人の数には驚きましたが、
そのほぼ全員が、「モネの庭」観光目的だったのでもう大変。
久しぶりに晴れた日曜日ということもあり、みんな同じことを考えたのでしょうか?
素朴で可愛らしい町には似つかわしくない長・長・長蛇の列があっという間にできあがりました。
用意された大きなシャトルバスはすでに3台。
陽登(ヒト)は待ち時間に耐えられないだろうし、わたしもトイレに行きたかったし、
とりあえずは人気のありそうなカフェに入ってランチをとることにしました。
ところがわたしたちが選んだブラッスリー、メニューにはステーキ類しかなく、
観光者向け価格か全ての料理がべらぼうに高いという・・・。

ヴェルノンでピックニック #2

迷いながらもジュースだけ注文し、テラスに座っていたら、地元の人たちが続々、
買ったばかりの美味しそうなバゲットを2〜3本ずつ持って通り過ぎました。
どうやらこのブラッスリーの近くに boulangerie(ブーランジュリー:パン屋)さんがあるようす。
ブーランジュリーに行ってみると、おいしそうなホールケーキの数々。
そうか、今日はフランスの Fête des mères(フェットゥ・デ・メール:「母の日」)だった!!!

ヴェルノンでピックニック #3

結局、このブーランジュリーでパンを買って、
水車小屋があると聞いていた川沿いでお昼ごはんにしようと決めました。
ぶらぶら歩いて行くと、古くて可愛らしい建物が並んでいる小径を見つけました。
ガイドブックには載っていないこういう小さな発見こそが、個人旅行の醍醐味。

ヴェルノンでピックニック #4
ヴェルノンでピックニック #5
ヴェルノンでピックニック #6
ヴェルノンでピックニック #7

さて、楽しい寄り道のあとは、目的の水車小屋へ。
ブラッスリーの店員さんにとても親切に教えてもらった道を進んでいくと・・・。

ヴェルノンでピックニック #8

大きな川に出ました。
これはセーヌ川。

ヴェルノンでピックニック #9

橋を渡ります。
奥に見えるのは、ノートル=ダム。
そして、橋の途中で見えてきました、「水車小屋」と思われる物体。

ヴェルノンでピックニック #10

結局、近づいてこの建物の周りを1周したら、どこにも水車らしきものはなく、
ネットで調べたら、水車小屋は全然別の場所に存在しているということが分かりました。
でも、ま、いっかー。
緑の木々に囲まれた緑のじゅうたん、ピクニックするにはもってこいの場所だもの。

ヴェルノンでピックニック #11

そして、橋の上から見えていたがちょうファミリーやカモたちも勢ぞろい。
がちょうはたくさんのべべを連れて、水浴びしたりパンをおねだりに来たり。

ヴェルノンでピックニック #12

セーヌ川沿いのあふれる自然の中で、
カモやがちょうのべべちゃんたちと触れ合いながらお昼ごはん。
なんて贅沢な2歳児!!!

ヴェルノンでピックニック #13

シルエットがとても美しい、名前を知らない鳥。
ずっとつがいで行動していました。

ヴェルノンでピックニック #14

この3週間、いろんなことを経験している陽登。
最初の頃よりもだいぶ強くたくましくなった気がします。