パリの国立自然史博物館
昨日もあいにくの雨、おまけに日本人のわたしたちには想定外の祝日でした。
(5月8日:第二次世界大戦終戦記念日)
スーパーもお店も閉まっているので、急遽予定を変更。
おうちでのんびりお昼ごはんを食べてから、パリ5区の植物園内にある
Muséum national d’Histoire naturelle(国立自然史博物館)に行ってきました。
陽登は、メトロの中で一瞬にして眠りにおちたので、ベビーカーに乗って移動。
その間に、わたしたちは博物館内をじっくり見学しました。
館内に入ったとたん、圧倒される数の骨たちに囲まれてビックリ!
こちらフランスでは、写真を撮るときに、
「ハイ、チーズ!」の代わりに「ウィスティティ・セックス!」というのですが
本物のウィスティティ(骨だけど)を見たのは初めて。
ネームプレートの手書きの文字がクラシックで可愛かったです。
「ガラゴ」という、キツネザルに近いサルだそう。
似たような鳥の骨がいっぱい並んでて、不気味だった・・・。
山羊ちゃん。
頭がい骨からツノが生えてるって、この日まで知りませんでした。
カエルたち。
ディスプレイの仕方まで生きてるときの動きそのままで、凝ってる。
ひと通り見終わったら、複雑な感情が交錯して
なんだかいろんなエネルギーを吸収しちゃったみたいで、
頭がキュウーッと絞られるみたいになり、体がじんじん痛くなりました。
上の階に行くと、恐竜やマンモスなど、古代生物たちの化石やら模型やら。
白くて本物の骨(人間のや胎児のもあった・・・)が並んでいた階とはちがって、
余計な感情抜きに、素直に「スゴイ!迫力!!!美しい!!!!!」と思えました。
椅子に座ってスケッチする人もあちこちに。
すごく引き込まれる画だったので、話しかけようと試みたものの、声が出ず。
デカイ!!!
こんなのに近寄られたら、ひとたまりもない。
ウィンドウの中には、本物の体毛が残った、マンモスの化石(?)もありました。
怖かった。。。
この時代に生まれなくてよかった・・・。
もうひとつ上の階にあがると、アンモナイトや貝などの化石たちが陳列されていました。
引き出しや内装が可愛かったのでパチリ。
映画 Les Aventures extraordinaires d’Adèle Blanc-Sec の世界。
(邦題は「アデル/ファラオと復活の秘薬」)
みんながポーズをとる中、ひとり泣き顔の陽登。
見学の途中で目が覚めてしまい、バスに乗る約束を思い出しちゃった。
ガマンがとうとう限界に達したところ。
博物館の庭で草の中に隠れていたステゴザウルス。
並木道の新緑が清々しかった帰り道。
これで青空だったら最高だったのになぁ。
結局20〜30分歩いてカルチエ・ラタンまで行き、
中世美術館(以前のクリュニー美術館)のそばのバス停からバスに乗って
やっと陽登の機嫌も直りました。
時差ボケと長旅で、疲れてたんだね。