タカトラ
ぬいぐるみ

タカトラ。

タカトラ

絵描きの中川貴雄氏の作品から、トラをふたたび立体化しました。


2011年、絵描きの中川貴雄くんと大阪で開催した「オモチャバコ2」というふたり展。コンセプトは「お互いの作品をお互いの手法で形にする」というものでした。

例えばわたしのぬいぐるみやあみぐるみを中川くんがキャンバスに描き、わたしは彼の絵を立体にする、という。このトラレスラーはそのときわたしが、中川くんの絵から起こしたもの。



中川くんの描くキャラクターはプロポーションが独特でとてもかわいいのですが、立体にする(そして立たせる)にはとても無理がありますww だから、ぬいぐるみを「立たせる」とか「実現しやすい」とか「こわれない」とか実用的な概念ばかりで作ってきたわたしには、とても新鮮でとても勉強になりました。

さて、個展が終わって中川くんとお互いの作品を交換しようと、彼がえらんだわたしのトラレスラーはすでに売約済だったので、貴雄ちゃん用にもうひとつ作るよーと約束して早11年。ずっと気にはなっていたものの、後回しにしてしまったわたし・・・(猛省)自分はちゃっかり、ステキな絵をもらっていたのに!


2022年は寅年ということで、お正月「今年かならず作るから!」と彼に宣言したものの、11年間ずっとできなかったものが今できるの?という不安もありました。

陶芸でマグを100個作ったともだちや、毎日クリエイションすると決めて実行しているともだちに感化されて、わたしも今年の元旦から毎日絵を描き始め、LINEのスタンプを作ったりしていました。

スタンプがひと段落し、オーダーの手描きイラストかばんを作ったりテキスタイルデザインをしたり、それも終わり、制作生活が「ごはんを食べる」ような日常になっていたわたしはうずうずうずいてしまって、「ああ、貴雄ちゃんのトラ!」と早速チョキチョキカタカタしたのでした。



2011年に作ったトラレスラーの方が、中川くんの描いたトラによく似ていて、2022年版年男のトラは歯が鋭くマッチョな感じに仕上がってしまい申し訳ないのですが、あのときは後ろにそっとくっつけただけだった右足を、ちゃんとおパンツから出すように改良してあります。


さて、今日も「1日1クリエイション」します。いつまでもつかな〜?