絵と歌のワークショップ@Le Jardin Japonais
水曜日、Le Jardin d’Acclimatation で開かれている Le Jardin Japonais で
Kitpas を使った絵と歌のワークショップをしてきました。
参加したのは4歳から9歳までの子ども9人。
進行は、役者さんのモカちゃんがつとめてくれました。
まずはそれぞれ自己紹介。
モカちゃんのアイディアで、好きなジェスチャーをしながら名前をいいます。
わたしは、日本語で書いた名札を作る係。
それが終わったら窓ガラスに、
あいうえおの50音とフランス語と日本語の簡単なあいさつを描いていきます。
両方のあいさつを「ボンジュール、コンニチワ!」とリズムに合わせて繰り返し、
子どもたちも楽しそうでした。
次は「パンダ・ウサギ・コアラ」の歌と振り付け。
段取りは、まず3人の子どもにそれぞれパンダ、ウサギ、コアラを描いてもらうというもの。
ところが、「ぼくが描く!」「わたしが!」「ぼくも!」と
子どもたちが全員わたしのキットパスの箱目がけて押し寄せ、エライことに。
「順番に描こうね」といっても聞くわけがなく、
ちっちゃな窓ガラスの前にぎゅうぎゅうづめになって描きはじめる子どもたち。
パンダ、ウサギ、コアラを描くことなんて忘れてしまって、まぁみんな、自由だこと。
ほらほら、仲良くやってね。
一番年長だと思われる女の子、さすが、書いてあるローマ字を真似して
ハートの中に “moshi moshi” と描いています。
夢中になっている姿がかわいい。
20分ほど経ったでしょうか。
ほぼ無理矢理クレヨンをしまわせ、椅子に座ってもらいます。
モカちゃんが日本語で「パンダ・ウサギ・コアラ」を歌い出しました。
わたしたちもそれに合わせて歌い、パンダ、ウサギ、コアラのジェスチャーをします。
最初は知らない歌に戸惑っていた子どもたちも、ひとり、またひとりと
覚えたばかりの日本語で歌い、踊り始めました。
さてさて、次はモカちゃんが鯉のぼりのお話をして、それをガラスの額縁にお絵かき。
・・・のはずが、みんな自由に描きはじめてしまいました。
走り回ったり叫んだりして騒いでいた子、すみっこでうつむいていた子、
アトリエ開始から1時間ほど経って飽き始めていた子たちも
自分の額縁に真剣に絵を描いていきます。
ガラスの額縁に絵を描いたら、次は中に入れる画用紙にクレヨンで描き、
水筆(あらかじめ中に水が入っている)でクレヨンを溶かして水彩画に変身させていきます。
とても個性的な作品がたくさん揃ったのですが、残念ながら写真を撮り忘れ・・・。
最後は、あまった時間を使って「ちょうちょう」あそび。
わたしたちが「ちょうちょう」の歌を歌い、子どもたちは自由に動き回ります。
そして歌詞の「とまれ」のところでピタッと止まる、というゲーム。
これは子どもたちも気に入ったようす。
いやぁ、わたしが思うに、フランス(パリ限定?)の子どもたちは日本の子どもたちより手強い。
自己紹介のときに名前を聞くと「男の子です。」とか「知らないよ!」とか答える子も。
4〜5歳の子が、ですよ?
ひとり、飛びきりやんちゃな子がいて大人3人で手を焼いたのですが、
そのうち周りの子たちも感化されて叫んだり走り回ったり、
クレヨンを手に塗って壁にベタベタ・・・あちゃー、わたしたち、完ペキ舐められてる。
真剣に叱れば叱ったで、それがまた面白いらしく、どんどん調子に乗っちゃって、
ニヤニヤしながらわざと繰り返す子もいれば、
「だってボクにはどうにもできないよ!」なんて大人顔負けの言い訳をする子も。
そのうち、「のど渇いた〜」「お腹すいた〜」「ママンに会いたい」・・・。
9人もの子どもをいっぺんに預かった経験のないわたし。
楽しかったのは本当ですが、正直、ハラハラドキドキでとっても疲れた2時間でした。