お医者さんごっこ

作品のケアについて

布製品

基本的に手洗いすることをおすすめします。ぬるま湯に中性洗剤をすこし入れ、ムラなく溶かしてから商品を全体的に浸し、ゆっくりと押し洗いしてください。すすぎはきれいな水の中でやさしくふり洗いするか、またはていねいに押し流してください。

洗濯機で洗うときは、必ず洗濯ネットに入れ、手洗いモードやデリケートモードでやさしく洗ってあげてください。

また、ウール素材、かぎ針編みのモチーフなどがついている場合は、モチーフが縮んでしまうので石けん類をつかわずに手洗いしてください。乾かす際には編み目を引き伸ばしながらよく整えて平らにし、陰干ししてください。

ぬいぐるみ・あみぐる

ぬいぐるみやあみぐるみは基本的に、洗剤をつかわずにぬるま湯または水でそっと手洗いしてください。

水をつかってしまうと、グラスアイの留め金部分がさびてしまったり、フェルトでできたパーツが取れてしまったり、詰め物がよれてしまったり、おなかの中のオルゴールなど音を出す器具が壊れてしまったりします。

うすめた洗濯用中性洗剤やウール専用洗剤などをしみこませ、固く絞ったタオルなどでたたき洗い・拭き洗いしてください。

保管方法や洗い方はテディベアと同じですのでテディベアのページを参考になさってください。

養子縁組証明書

ChibiRu のぬいぐるみ・あみぐるみ・テディベアなどをお買い上げくださった方には “Certificat d’Adoption”(養子縁組証明書)をお付けしています。これは、お客さまがそのベアを受け入れてくださったことを証明するとともに、万が一、ベアがケガや病気になってしまったとき、できる範囲で無期限・無償で治療しますという保証書でもあります。

お手元に届きましたら、お客さまのお名前、ベアを受け取った年月日、出会った場所を速やかにご記入いただき、大切に保管してください。

取り扱い上の注意

ChibiRu ベアの目はガラスでできています。乱暴に扱って衝撃を与えるなどすると破損する恐れがあります。


グラスアイはとても丈夫な糸で頑丈に固定してありますが、万が一のこともありますので、お子さまに与えられる場合には、すぐに対処できるようそばに付き添うなど、細心の注意を払ってください。

テディベアのお手入れ方法

テディベアは、素材にもよりますが、基本的に洗濯機や水に浸してのお洗濯はできません。テディベアやぬいぐるみ専用のシャンプーまたはやさしいベビーシャンプーなどをぬるま湯に数滴たらし、丁寧に泡立てたものを使います。

  1. まず、泡をタオルにとり、毛の部分をなでるようにそっと汚れを拭き取ります。こすると繊維が絡まったり抜けたり痛んだりしますので、やさしく拭いてあげてください。そして汚れがひどい場合でも、絶対に強い洗剤は用いないでください。繊維が傷んだり、色落ちやシミ・黄バミなどの原因となります。
  2. ひと通り拭いたら、少し間をおいてまた拭き取ってあげてください。この作業を2度3度と繰り返します。一気に拭いてしまうとモヘアの地肌まで染みこんでしまい、シミや傷みとなって残ってしまいます。
  3. きれいになったら、今度は固く絞ったぬれタオルでシャンプーを拭き取るように落としてください。この作業もまた、何度も根気よく繰り返します。
  4. しっかり乾かしたら、テディベア専用のブラシでブラッシングします。ブラッシングすることで、テディベアのふわふわした毛並みやツヤがまた元に戻ります。

テディベアの保管方法

ChibiRu の作るテディベアは、モヘアやアルパカ、カシミアやウールなど上質な素材を使っています。長く可愛がっているとどうしても繊維が傷んだり色があせたりしてしまいます。保管する場合は、高温多湿な場所を避け、直射日光に当てないようにしてください。

そしてこういった素材は、布につく虫にとってはとてもおいしいのです。これは避けようがないのですが、ときどき飾る場所を移動したり、こまめにブラッシングをしたり、ホコリを払ったり、掃除機をかけたりするだけでだいぶちがってきます。

それでも虫に喰われてしまうようでしたら、密封容器(クリアケースなど)にテディベアと防虫剤を入れて密封し、防虫剤の成分がゆきわたるまでしばらくおいてみてください(エステーさんに問い合わせましたが、この期間については明言できないとのこと)。この方法で、産み付けられてしまった虫の卵なども除去することができます。(わたしは数ヵ月に1度、テディベアたちを黒いゴミ袋に入れて天日干ししていましたが、この方法は内部がとても高温になるためおすすめできません!)

よく「ビニール袋に密閉」と書かれていますが、ビニール袋では防虫剤の成分が漏れ出してしまうため、効果は少ないそうです。プラスティックの密閉容器を使うようにしましょう。

そして、防虫剤の成分には大きく分けると4種類あって、どれをとっても、染料と化学変化を起こして変色したり、プラスティックを溶かしたり変形させたり、真鍮や金属などを変色させたりとリスクが伴います。また、ちがう種類の防虫剤を混ぜて使うことも危険ですし、シミになるなどしてテディベアの繊維などを傷める原因となります。防虫剤は毎回同じ種類のものを使用し、必ずティッシュや布に包んで容器のすみっこに入れるなどして、大切なテディベアとの接触を避けましょう。

(調べたところ、臭いのないピレスロイド系「エムペントリン」という成分を殺虫成分とする防虫剤は銅に反応し金属を変色させたりはするようですが、繊維を変色させることはなく、いちばんリスクが少ないようです)