最近はいろいろ手を広げすぎて、
午前中は縫製、午後は編み物とイラスト、夜は Web の仕事、なんて
今にも分裂するんじゃないかと思う毎日を送っているのですが。
そんな中、大事だなぁと切に思ったのが、アナログでのスケジュール管理。
20歳のとき、当時の勤務先の先輩たちがクオヴァディスを愛用しているのを見て、
格好いいしすごく使いやすそう!と、わたしも真似して使い始めました。
それから20年以上、繁忙期も病気の時期も毎年買いつづけ、
ずっとお世話になっていたクオヴァディスですが、
パリに来て数年後に iPhone 3G をプレゼントしてもらってからというもの、
パソコンとスマホのカレンダーがちょっとしたメモにも持ち運びにも便利になってしまい
紙にはほとんど書き込まなくなってしまいました。
それまでは必須だった、仕事用のアイディアノートを持たなくなったのもこの頃から。
それからは、iCloud のカレンダーでスケジュール管理し、
ミスプリしたコピー用紙の裏側に、タスクリストを走り書きし、スケッチを描き、
それがとてもモチベーションを上げた時期もありました。
ところが、やはりこれが味気ない。
デジタルのカレンダーは、ペンでささっとメモできないし、
なにより自分の手で書き込んでいないので、覚えられません。
画面で見えていなかった部分の予定を見落としたり、
大切な約束を1日とか1週間とかまちがえたことすらありました。
ミスプリの紙のほうは、エコといえばエコなのですが、
どうにも保存に向かないのです。
殴り書きの中にいいアイディアを見つけても、
裏の印刷が透けて見えたり、なんだかごちゃごちゃ汚らしくて
ファイリングする気も、人に見せる気も失せちゃう。
それでもクオヴァディスは毎年買いつづけていたのですが
(今でもここ数年の真っ白なクオヴァディスが本棚に眠っています・・・)
昨年、思い切ってモレスキンのウィークリー・ノートブックに替えてみました。
パリには、モンパルナスやサン=ラザールなど大きめの駅に
モレスキンの専門店(キオスクっぽい)があるのです。
昨年の秋、実家に帰る新幹線を待っている間にふらりと入ったブティックで、
やさしいスモーキーイエローのスケジュール帳に目が留まり、
こちらの始業時期に合わせて7月始まりだったこともあって
とても使いやすいレイアウトだったクオヴァディスから浮気してしまいました。
わたしが使っていたクオヴァディスのモデルは、
1日の予定が1時間ごとに書き込め、1週間分が見開きになっているもの。
用が済んだページは下角を切りとるので、目印になります。
モレスキンのものは、1週間の見開きという点では変わりませんが
片面が7日分を7つに区切っただけのもので時間ごとの書き込みはできません。
でも、もう片面がふつうのノートになっていて、
アイディアやタスクリストなどを自由に書くことができます。
角は切りとれないけど、スピン(布ひものしおり)付き。
これが、デジタル管理よりも俄然モチベーションが上がるのです!
「管理されて」いるのではなく、自分で「管理して」いるという実感があるし、
時系列で把握しやすいので自分の脳の中にもスケジュール表ができる気がします。
学生の頃は、几帳面で白黒つけたがる性格からか、
教科書でもノートでもきれいに整っていないと我慢できなくて、
急いで書かなければいけない板書のときも、
ひと文字でもまちがえるとそのページを切りとって最初から書き直したり、
書き方は1冊のノートの中ですべて統一したり。
キチッと規則正しく美しい(?)ノートでないと気が済みませんでした。
でも、今はお構いなし。
書き直したところもチャーミングに思えるし、
しわしわになるほど書き込んでも、そこに愛着を憶えられるようになりました。
(それでも、スケジュール帳には絶対このペンしか使わない!
って決まってるところに昔の名残がありますが・・・)
ああ、アナログに戻してよかったなぁ。
紙のスケジュール帳、ばんざーい!!!