聴いてみる?

『黒色すみれ』パリ公演

日曜日の夜は、美千代ちゃんのおすすめで ESPACE JAPON まで
日本人ミュージシャン『黒色すみれ』のパリ公演に行ってきました。

黒色すみれ ヨーロッパ・ツアー

美千代ちゃんのおともだちでもあるゆかさんとさちさん、2人のユニットです。
(レポートをしようと重いデジイチを持っていったのですが
 SDカードを忘れちゃって1枚も撮れませんでした・・・
 なのでフライヤーをスキャンしました、ごめんなさい!)

アイスランドの火山噴火以来、飛行機などのダイヤが乱れていることもあり
彼女たちが到着したのは開演予定18時の1時間半後、
開演したのは20時15分でしたが、みんな文句も言わずじっと待っていました。
衣装に着替えて登場したふたりには意表をつかれました!
純白のチュチュに白いピエロ・カラー、白いタイツ、真っ白い編み上げブーツ。
うすいピンクとうすい紫色のアフロに大きなハートのリボンという出で立ち。
とわたしが文章にするとすごく悪趣味っぽいですが、
ふたりの芸風(?)やキャラクターに合っていて、とても可愛かったんです。
ゆかさんがピアノとアコーディオン、そしてヴォーカル。
さちさんがバイオリンとコーラス。
ピアノを習って挫折し、エレクトーンを習ってモノにならなかったわたしは
ビートルズの昔から「楽器を演奏しながら歌える人はスゴイ」と尊敬していたので
もう目をまん丸にして2人の演奏を凝視していました。
そしてゆかさんの声が、息の長さが、またすごくてオペレッタのよう。
マヌーシュ・スウィングやヴァル・ミュゼットが大好き、
ジャンゴやグラッペリもよく聴いているわたしには、
彼女たちの奏でる音やハーモニーがとっても懐かしく心地よくて。
アリスやアンデルセンを歌う彼女たちの世界観や選ぶ言葉たちはとても好きで、
こんなに一生懸命歌詞を聞き取ろうとしたのはトマ・フェルセン以来かも。
大正浪漫と昭和歌謡と和洋折衷とゴスロリと西洋への憧憬とジャポニズムと
いろんなものがミックスされて栄養たっぷりの甘くて苦い風邪シロップみたい。
とにかく、すごく楽しんですごくうっとりしたライヴでした。
なーんてごちゃごちゃと書いてみましたが、
わたしは音楽評論家ではないのできっと参考にはならないと思います。
あしからず。
百聞は一見にしかず!
黒色すみれ – MySpace
ライヴが終わったあと、美千代ちゃんからのメッセージを伝えるために
彼女たちとお話したのですが、とってもフランクで可愛らしい方たちでした。