食べてみる?

魚梁瀬 – Yanasé

今日はわたしたちの1回目の結婚記念日。
ということで昨日、ちょっと奮発してレストランに行ってきました。
パリのはずれ、メトロのポルト・ドゥ・ヴェルサイユから
歩いて10分くらい、デヌエットゥ通りから
ヴァスコ・ドゥ・ガマ通りに入るちょうど角にある
創作料理の魚梁瀬 – Yanasé というレストラン。
このデヌエットゥ通りは、なんでもヌーヴェル・キュイズィーヌの
ビストロなどが最近増えているそうで、ちょっとした穴場かも。
レストラン魚梁瀬は、以前通りかかったときに静かな場所だし
おいしそうな看板に店構えだし、いいなぁ、と眺めていて
この近くに事務所を構える知人に評判を尋ねたところ、
「おいしいですよ。高いけどね。
 パリには日本食のレストランがたくさんあるけど
 ああいう創作料理のお店は本当に珍しいんじゃないかなぁ。
 中もいい雰囲気ですよ。」
ということだったので、聞いたその日に早速電話で予約。
応対は日本人の女性でとても感じがよかったです。
さて、実際に行ってみて、本当に感じのよい素敵なお店です。
入ると、客席に囲まれるようにして板前さんがふたり。
お鮨屋さんにあるあの、なんていうんだろう、ガラスの中に
新鮮そうなネタが入っているの・・・もあり、圧倒されました。
そしてなにより、人通りの多くはない道沿いなのにもかかわらず
店内は予約の札でいっぱいです。
ムニュ(コース料理)は3種類。
どれもおいしそうなメニューが6品と、デザート。
わたしが注文した Miwa, 40€。
アントワヌくんが注文した Yanasé, 43€。
そして一番高い Gourmet が50€でした。
Yanasé のサイトのものとはちがっていますが
 ムッシューの話によると、メニューが替わったばかりとのこと)
正式名称は忘れちゃったけど、わたしのとった Miwa の内容は
  1品目、鯛の大根いくら添え。
  2品目、お味噌汁。
  3品目、鯖の塩焼き、フォアグラ添え。
  4品目、お刺身の盛り合わせ。
  5品目、牛タンの味噌焼き。
  6品目、にぎり鮨6貫。
  デザート、カルピスのパンナコッタ、フルーツ添え。
もう「ほっぺがおちる」「舌がとろける」という表現がぴったり。
おいしくておいしくて、顔がびろーんと伸びてしまいました。
お鮨なんて、日本で食べるよりおいしかったもの。
日本で超高級なお鮨は食べたことはないけど、
ネタは大きく新鮮で、シャリも小さめの適当なサイズで
アントワヌくんと目を見合わせて、顔をびろーん!でした。
写真は、アントワヌくんに止められて撮りませんでした。
高級レストランではマナー違反とのこと。
残念だけどしょうがない・・・ですね。
サービスもお料理の質やスピードも文句なしで、
大声で「ごちそうさまでした!」をいいながらお店を後にしました。
欲をいえば、最後にお茶が一杯欲しかったかな。
梅酒も頼んでふたりで107€。
ふだんちょくちょく来られるお値段ではないけれど、
コストパフォーマンスは充分すぎるくらい、逆に安いと思いました。
生粋のフランス人のアントワヌくんも
「記念日とか誕生日とかにまた訪れたいね、
 あれが本当のグランドゥ・キュイズィーヌだ」と大満足でしたもの。
わたしたちの帰るころにはもう店内はいっぱいだったので
(しかもフランス人のカップルと家族だらけでした!)
予約して行かれたほうがいいと思います。
魚梁瀬 – Yanasé
75 rue Casco de Gama
75015 Paris
01.42.50.07.20
12:00-14:30, 19:30-22:30
月曜昼&日曜定休