ラ・シャルノワールの春
ラ・シャルノワールとは、アントワヌくんの実家がある通りの名前。
だからみんな、アントワヌくんの実家のことを「ラ・シャルノワール」と呼びます。
とっても広くて自然がいっぱいのラ・シャルノワールの庭は
たくさんの春の花と植物で彩られており、いろんな種類の野鳥やリスもやってきます。
庭から、フクロウやカッコウの鳴き声も聞こえるんですよ♪
正味3日間のヴァカンスでは心も体も芯から癒やされた感じがします。
これは暖炉の薪にするため、拾ってきた切り株を干してあるところ。
まずは、さくらんぼの木。
小さな小さなさくらんぼがなるそうです。
やっぱり、実のならない日本の桜とはちがいますね。
日本のさくらんぼの木とは似ているのかしら。
写真に撮った日曜日は、いくつかのつぼみはあるものの、ほぼ満開でした。
月曜日から火曜日にかけての強い風と雨で、だいぶ散ってしまいましたが
エントランスや庭の芝生は桜色のじゅうたんになっていて綺麗でした♪
はらはらと雪のように舞う花びらたちも、はかなげで独特のあの空気を感じましたよ。
プリュヌ(プラム、セイヨウスモモ)の芽が、芝生のあちらこちらから顔を出していました。
この花の名前、聞くのを忘れてしまいました。
パック(イースター・復活祭)に咲くから「パクレット」という名前のこの花、
お日さまが出ていないときはつぼんでいます。
キッチンの真ん前にある、桃の木。
わたしがお昼寝しているあいだに、アントワヌくんがキッチンの窓から撮影。
近くで見た桃の花、まさに桃色。
その形から、わたしたちが「ポンポン」と呼んでいる花。
本当の名前は知りません。
La Dame d’Onze Heures(ラ・ダム・ドンズール)という花。
La Dame とは「婦人」、d’Onze Heures とは「11時の」という意味。
つまり、11時になると咲くから「11時の婦人」。
並んでたくさん咲いていた、真っ赤なチューリップ。
全体を撮ったら、赤い色が飛んでしまったので、上から見た写真をどうぞ。
この花も名前が分からないのですが、黄色、レモン色、白、クリーム色、
そしてこのピンク色と、カラフルに咲いていました。
真ん中に見えるつぼみがとっても可憐で可愛かったです。
木々たちも、春の準備を始めていました。
この木何の木気になる木。
Coucou(クゥクゥ)と呼ばれる花。
鳥にも Coucou(カッコウ)はいますが、花にもこの名前がついています。
ちなみに、フランス語で “Coucou !” といえば、とってもフレンドリーなあいさつ。
「やっほー!」「やぁ!」みたいな感じ?
さくらんぼの花とちょっと似ていますが、これはりんごの花。
Cognassier(コニャシエ)といえばマルメロですが、
これは Cognassier du Japon, 調べたら、「花梨の花」のようです。
またまた名前を知らない花登場。
つぎの春にはパパに案内してもらって、庭の植物の名前を覚えたいと思います♪